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パーツ:Legend Suspension「ツーリング用エアサスについて」

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本国のエアサスペンションメーカーLegend Suspensions。98年創業のLegendはアラミド繊維のエアスプリングテクノロジーからスタートしたブランドです。ソフテイル用のエアサスペンションを皮切りにツーリングモデルなどハーレー用はもちろん、メトリックバイクなどラインナップを増やしました。

エアサスペンションはProgressive SuspentionやAir FXなど様々なメーカーが出してるものの、Legendは本国最大のパーツディストリビューターDrag Specialtiesで取り扱いがあり供給面で安定している事、ラインナップの豊富さなども選ばれやすい理由かと思います。アジア圏での製造も多くなる昨今、メイドインUSAを貫くブランドです。

昨今のツーリングバガースタイルで広く使われるようになったエアサスですが、Legend Suspensionsはツーリング用エアサスを3種類出しているので少し掘り下げてみていきたいと思います。

 

Legend AIR HVG FLH

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Legend AIR HVG FLHは3種類の中で一番価格の安いモデルです。このモデルの特徴は画像の左側に写るハンドポンプが付属する点です。このハンドポンプゲージがついているので、それで空気の調整をします。なので停車時は下げて、乗る時は上げてー、と言った使い方には不向きです。

12-13インチで調整可能。適合車種はHX、TR等入っていますがここが後の2モデルとは違うのでポイントです。

 

Legend AIR FLH

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Legend AIR FLHはスタンダードなモデルといった立ち位置。このモデルはコンプレッサーが付属しているので、停車時に下げて、乗車時に上げてといったことも可能です。

OEMルックなハンドルバーに取り付けできるボタンが付属するので手元でコントロールが可能。

さて疑問になるのがFLH(#1311-0150)とFLTRX(#1311-0152)で品番が分かれてる事。FLTRXだけ他の車両と他と違うところがありますが分かりますか?

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画像は取説のキャプチャーですが上がFLH(#1311-0150)、下がFLTRX(#1311-0152)のものです。TRはクラッチのホルダー側がFLHモデルとは異なる為このような分け方になってると言う見解です。

 

Legend AIR-A FLH

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Legend AIR-A FLHは3本の中でもっとも高価なモデルです。ベースは2番目のLegend AIR FLHと同じですが、追加でリバウンド調整の機能が付いています。

リバウンド調整とはリバウンド(戻り・伸びる時)のスピードの調節ができる機構の事です。これができると何が良いかと言うと、ライダーの乗り心地をコントロールできます。

柔らかいとスピードのある場面でふわふわした感覚を感じる事があるでしょうし、固ければギャップに突き上げられるという事あります。ライダーの重量やメインのライディングのシーンによって異なってきます。

フロントサスペンションのバランスの兼ね合いにもなってきますが、接地感に影響がでるので、調整ができるのは大いにメリットがあります。Air-Aはエアサスという見た目の部品に機能を持たせているハイエンドモデルという事です。

 

3種類のエアサスについてそれぞれの違いを上げてみました。参考になれば幸いです。