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Cyril Huze Postから「Harley-Davidson Building A Factory In Thailand To Serve Its International Customers. United Steelworkers (USW) Strongly Condemns.」という記事です。
タイトルの通り、ハーレーがタイに工場をつくるって話ですが、どうもUnited Steelworkers (USW) ってところが非難してるようです。
USWは全米で60~70万人とも120万人以上とも言われる組合員を持つ、アメリカ最大クラスの労働組合、全米鉄鋼労働組合の事です。
今回なんでUSWが出張って来たのかと言うと、ウィスコンシン州とミズーリ州にあるハーレーの工場の人がUSWに所属しており、USWのインターナショナルプレジデントであるレオ・W・ジェラール氏が声明を発表したという流れになっとります。
言い分としては「アメリカスピリットを代表するブランドのハーレーを海外で作るなんて馬鹿げてるぜ!」って感じ。
オフショアと出ていますが海外の人件費の安いところに移す意味合いで良いかと思います。それは繁栄する手段としては間違ってる、と言ってるくだりもありますね…
さてハーレー側としてはこの選択はアメリカの事業には影響でないとし、アジア太平洋地域の経済成長と共に出てきた需要拡大をチャンスと捉えてる様子。
ハーレーが工場を建設する東部ラヨン県には、フォード、ドゥカティ、GM、スズキなどの工場があり、アジアのモーターサイクルファクトリー化してます。
来年の後半くらいから稼働予定で、ここで100人の雇用が生まれるらしい。
ここで組み立てられたバイクは中国を含むアジア市場向けとの事…。
アジア市場?
というわけでこれからはタイ産のハーレーダビッドソンに跨る日も遠くないかもしれませんね。
日本人にタイメイドのハーレーが受け入れられるかというと何とも疑問。
という事になると、US産ハーレーの需要が高まる?
もしかして、リーバイスみたいにUS工場閉鎖で、ちょっとクオリティを下げたメキシコ産がスタンダードになって、日本でたまに昔の復興出しちゃうとか?
もしかして、フェンダーみたいにコスパはジャパン?でもやっぱUS?あれこれこれ考えるとメキシコもいいんじゃないか!みたいになっちゃうのか?いろいろ妄想しちゃいますね。
2輪業界は世界的に冷え込んでるんで、上手い事いくといいですね。
次の手にも注目です。
個人的にはブランドイメージ大事だと思うんだけどなー
mao