Fat Ass Kit up to 360 – Rick`s Motorcycles – Harley Davidson Baden-Baden
ドイツのHDディーラーRick'sからソフテイルの360ワイドキットが登場です。アメリカではフロントを大きくするカスタムが増えてますが、流石はドイツのカスタム。ヨーロッパの流儀にならってリアのワイドです。
度肝を抜かれるこのアングル!まさにワイドの醍醐味。
360は300とも330ともまた一味違う存在感で迫力満点!
このアングルだと少しグラマラスな感じもしますね。
サイドからだとファット感少ないですが、ヨーロッパはドライブサイドが多い印象。右側がすっきりするので吊るしとは一味違う見た目。
ソフテイルにおいて、ワイドタイヤをインストールする為には、トランスミッション~リアプーリー間の駆動する部分を外側に出してやる必要がなります。こうすることで、ワイドのスイングアームを入れることができ、結果ワイドのタイヤを入れることができるという流れです。
それに必要なリアのワイドキットですが、ソフテイルのリアワイドキットだとざっくり2パターンに分けることができます。
1つ目はHPUやPMのファッテイルキットなどにみられるトランスミッション~リアプーリー間の駆動を外に出すためにプライマリーから外に出すというやり方。
この場合トランスミッションのメインシャフトを延長させることでワイドスイングアームを入れるクリアランスを確保しますが、前に書いたようにプライマリーを外に出す事になる為、フットコントロールも外にオフセットさせることになります。
なので、走行中も停止中もコントロール部分から足が遠くなることが一つ。もう一つはプライマリーを外に出す事によって左側にバランスが寄ってしまうという問題も持っています。
あんまりいい資料がなかったので、分かりにくいと思いますがHPUのリンクを貼っておきます。
こちらはPerformance MachineのPhatail Kit。240タイヤが太い時期があったんですよ。今や普通になってしまいましたが…。
思い返すとHeartland USAもか!
ここは250キットが分かりやすいかも。
2つ目はRick'のワイドキットに見られるもう1つ軸を増やすことでプライマリーをオフセットせずにワイドスイングアームを入れる方法。
上記のイラストで分かりますか?
トランスミッションからダイレクトにリアプーリーに行くのではなく、ワンクッションいれてリアプーリーを回すという方法。この場合プライマリーをオフセットする必要が無いため、足元、重心的にメリットがあります。
ぐだぐだ長くなりましたが、Rick'sの360キットはこういう造りになってますよ、って話でした。
さてこの360キットはソフテイルのワイド化に終止符を打つのか!
ま