https://ricks-motorcycles.com/en/bikes/softail/spring-break/
M8ブレイクアウトをベースに、迫力の300mmリアホイールをインストールした「Spring Break」。リックスのワイドキットが成せる技です。
このワイドキットについては過去に紹介しています。
www.craycraypost.com
従来のワイドキットは、ドライブラインを左にオフセットさせることでワイドホイールをインストールできる構造になっていました。この構造だとホイールのセンターがズレてしまい、走行性能という点においては、どうしてもスポイルしてしまいます。
しかし、リックスがラインナップするワイドキットは、ベルト軸を増やすことでこの問題を解決しホイールをセンターに位置することが可能です。
「タイトなコーナーでもしっかり曲がる」とメーカーHPでも紹介されている走行性能への自信は、このワイドキットがあってこそという訳です。
ちなみに、ホイールもリックス製"Seven Sins”。マシニング加工により削り出されています。
そしてリアホイールには、プーリー側にブレーキディスクを移設するドライブサイドブレーキが採用されています。このカスタムにより、車体またがって右側のホイール面を見せることが可能になると共に、左側にはメカニカルなカスタムルックをもたらします。
ブレーキ、プーリーともにリックス製の同デザインで統一されています。
リアホイールのワイド化に伴い、ボディーパーツも換装されています。
先ずはリアフェンダー。300mmホイール対応のリックス製。シート下のフレームチューブも覆うスムースなストレッチフェンダーです。
次にガスタンク。タンク容量は追加されてない様ですが、ストレッチ加工され、タンクからリアフェンダーへの流れる様なボディーラインを形成しています。
ヘッドライトカバーやフロントフェンダーも同社のパーツで揃えられています。
吸排気はリックス製エアクリーナーとKess Tech製可変マフラーの組み合わせ。少し余談ですが、ヨーロッパってマフラーブランドが少ないイメージです。規制の絡みなのでしょうか。
話をブレイクアウトに戻します。
このブレイクアウトは他にもレバー、クラッチカバー、フットコントロールにリックス製パーツが使用されています。
最後に、リックスもディーラーって皆さんご存知ですか?
Thunderbikeもですが、ドイツのディーラーって凄い!
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