近年のハーレーブームを牽引してきたカスタムジャンルと言えば、ツーリングモデルをベースとしたバガーカスタム。
21"から始まり23"、26"、30"、そして32"と時代とともに大きくなっていった大径ホイールや、大きくストレッチされたサドルバッグを装備したリアエンドなど、ラグジュアリーで見るものを圧倒するスタイルがバガーカスタムの魅力です。
しかし、ここに来てツーリングモデルをベースとするバガーカスタムに新たな流れが生まれていることをご存知でしょうか!?
その新たな流れの一つが「Performance Bagger / パフォーマンスバガー」であると言えます。
今回はツーリングモデルカスタムの方向性を検討しているあなたへ、このパフォーマンスバガーに焦点を当ててお届けします!
Performance Bagger / パフォーマンスバガーとは!?
先ずは「フォーマンスバガーとは!?」ということで、どんな方向性で「どんなスタイルのマシンを指すのか?」という点について。
パフォーマンスバガー、ツーリングモデルをベースとした、その名の通りパフォーマンス性能を重視したバガーカスタム。
走行性能をアップデートさせ、走りを楽しめるカスタムスタイル。
このコンセプトは、ダイナモデルをベースに流行しているクラブスタイルと通ずる部分が多い様に感じます。
クラブスタイルについて詳しくは、まとめ:【Club Style Dyna・M8 Softail】クラブスタイルとは?ベース車両選択のポイントからカスタムパーツまで!にてまとめています!
ベースとして選ばれる車両はロードグライド、ロードキングが多い印象。
ざっとではありますが、パフォーマンスバガーのイメージはつかめたでしょうか。
そしてこれより、パフォーマンスバガーをビルドするにあたりココだけは押さえて欲しいパーツ、ハンドル&ライザー・シート・エキゾーストの順に主要ブランドをご紹介していきます。
パフォーマンスバガーを構成する主要カスタムパーツ!
Handlebar & Riser / ハンドルバー & ライザー
https://vtwinvisionary.com/mjk-performance-bagger/
ハンドルはハイライザーとスパーバーの組み合わせや、一体型のライザーバーで決まり。
さっそく主要ブランドをピックアップしていきます。
MJK Performance / MJKパフォーマンス
パフォーマンスバガーの代表格ブランド。
ドラッグスペシャリティーズでの取り扱いも始まっている勢いを感じるブランドです。
同社がリリースしている、「Pull Back Handle Bar Riser / プルバックハンドルバーライザー」と「Straight Handle Bar Riser / ストレートハンドルバーライザー」は候補に上がるアイテムといえるでしょう。
プルバックライザーは高さ10"、ストレートライザーは高さ12"になります。
使用するハンドルバーは1"と1-1/8"用の設定があります。
両者ともに配線中通し用の穴は開いています。
仕上がりはロウとブラックの2種類。
Kraus / クラウス
https://www.krausmotorco.com/products/isolatore-bar-clamp?variant=30067704387
ハイエンドなパフォーマンスパーツをラインナップするクラウス。
同社の「Isolated Risers / アイソレイテッドライザー」も候補に上がるアイテムです。
詳しくは過去記事にて!
Bung King / バンキン
http://www.bungking.com/road-glide-riser/
バンキンorバングキング、正しい名称が曖昧なBung King。
そんなバンキンより「Road Glide Riser / ロードグライドライザー」。
このアイテム最大の特徴はライザー形状にあり。
こちらも詳しくは過去記事にて。
Spadafora Choppers / スパダフォーラチョッパー
http://12.5″ POV Twisted Tee-Bar Model 2015-2018 - Spadafora Customs
先ほどピックアップしたバンキンのライザーと同じ要領の一体型ライザーバー。
こちらのアイテムもロードグライド用。
Seat / シート
ハンドル周りを交換したら次に考えるパーツがシート。
ライディング時は常に体を支えている部分だけに拘りたい要素。
パフォーマンスバガー的には、ガンファイターやファストバックと呼ばれるデザインのシートをチョイスしたいところ。
それで紹介していきましょう!
Kraus / クラウス
Pro Series Seatwww.krausmotorco.com
ハンドル&ライザーでも登場したクラウス。
同社がリリースする「Pro Series Seat / プロシリーズシート」。
スタイリングとライディング時の快適性を両立させたPro Series Seat。
米国大手シートブランドである、「Saddlemen / サドルマン」と共同開発された代物。もちろんメイドインUSAです。
以下にて詳しく説明していますよ!
BMC × Corbin / BMC × コルビン
「BMC × Corbin / BMC × コルビン」のダブルネームでリリースされる「The Wall / ザ ウォール」や「Widowmaker / ウィドウメーカー」もマッチするかと。
The Wallについて詳しくは過去記事にて。
ここではWidowmakerを深ぼって紹介です。
BMC × Corbinの一作目であるThe Wallと同じコンセプトを元にデザインされた2-upシート。
ロープロファイルで流れる様な外観がカスタムルック。
バックサポートが6"あり、アグレッシブなライディングポジションを実現している。
http://www.corbin.com/harley/baggers/hdflh9wgamb.shtml
ツーリングモデル用のThe WallとWidowmakerはオプションのバッグレストを取り付けることが可能です。(※仕様により品番が分かれています。)
http://www.corbin.com/harley/baggers/hdflh9wgamb.shtml
人間工学に基づいて設計されたシートデザイン。
ライダーの体重を分散させ、快適なライディングを可能にしています。
シートに内蔵されているコンフォートセルフォームも快適なライディングを実現させている重要な要素。
http://www.corbin.com/harley/baggers/hdflh9wgamb.shtml
そして、コルビンシートの魅力は何といってもそのカスタマイズ性。
豊富な表皮の組み合わせからオンリーワンのオリジナルシートが製作可能です。
Mustang / マスタング
老舗シートメーカーである「Mustang / マスタング」がラインナップする「Squareback One-Piece Seat for Harley Davidson FL Touring 08-19 / スクエアバックワンピースシート」も、パフォーマンスバガーの定義にマッチするシートと言えます。
スタイリッシュでスッキリとしたカスタムルックを生み出すSquarebackシート。
スプリットタック&ロールデザインの座面が特徴的。
座面の幅は10.5"。ライダーはストックシートとほぼ同じ位置に座ることになりますが、バックサポートによりしっかりと腰をサポートしてくれるでしょう。
6.5"のフラットテールセクションは、パッセンジャーとのタンデムも可能。
(乗り心地は定かではありません。)
エキゾースト
https://vtwinvisionary.com/mjk-performance-bagger/
続いてはエキゾースト。
パフォーマンス性能に拘りを感じる2-into-1スタイルの装着率が高めな印象。
この点もクラブスタイルと通ずるポイントかと。
Two Brother's Racing / トゥーブラザーズレーシング
Harley Davidson Touring (2017-20 Milwaukee Eight) Turnout Shorty 2-1 Stainless Full System - Part Number 005-4870199www.twobros.com
クラブスタイルにおいても高い支持を得ている「Two Brother's Racing / トゥーブラザーズレーシング」。
ツーリングモデル用エキゾースト、「2-1 Shorty Turnout / 2-1ショーティーターンアウト」は候補に上がるアイテムです。
最大限のトルクを引き出すマフラー設計にあり。
今回ピックアップしたショーティーの他にフルレングスデザインもラインナップしています。
D&D Exhaust / ディーアンドディーエキゾースト
ハイパフォーマンスエキゾーストの代表的なブランド。
M8ツーリング用「Bob Cat 2-1 Full Exhaust System / ボブキャット2-1フルエキゾーストシステム」。
https://danddexhaust.com/harley/touring/2017-2019-M8-Bob-Cat-Full-Exhaust-System
D&Dのエキゾーストパイプは、ローエンドトルクと馬力の両方をアップさせます。
もちろん性能を引き出す為には、チューニング作業が必要不可欠。
エキゾーストにはヒートシールド、ガスケット、ボルトキット、バッフルが付属します。
かなりの爆音で知られるD&D。M8でのサウンドも注目したい。
Big Bear Choppers / ビッグベアーチョッパーズ
元はその名が表す通りのチョッパー屋。
ただ、現在は数多くのハイパフォーマンスパーツを取り揃えている。
そんな同社の「Exhaust Milwaukee 8 2017-2019」もパフォーマンスバガーにマッチするエキゾーストです。
飾り気のないネーミングと同様に、無駄をそぎ落としたレーシーな印象を受けるエキゾースト。
ハンドメイドで作られている一品。
取り付けるだけでストックエンジンと比較して10馬力アップ、チューニング次第では15馬力アップが狙えるとのこと。
子のエキゾーストは、124キュービックインチのエンジンまで対応している。
最後に
いかがだったでしょうか!?
今回は「車両を購入して先ず何をカスタムしよう?」と悩んでるあなたへ向けて、パフォーマンスバガーというカスタムスタイルがあるという点を紹介するとともに、最初のカスタムに最適であろうハンドルバー・ライザー・シート・エキゾーストに焦点を当てた次第です。
「パフォーマンスバガーに興味が湧いてきましたか!?」
パフォーマンス性能がアップし、走りのポテンシャルが高いミルウォーキーエイトと相性抜群のカスタムスタイル。
それがパフォーマンスバガー。
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